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2008年4月 8日 (火)

薬草園・北方系生態観察園情報 ~その7 エゾエンゴサク&エゾノリュウキンカの開花~

 週明けの月曜日に森(北方系生態観察園)へ入りました。どんどん加速して春がやってきています。エゾエンゴサクとエゾノリュウキンカが開花しました。カタクリの蕾も3株ほど出現!!!!です。今年、カタクリ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、ニリンソウ、ナニワズ、ヒメイチゲ、ミズバショウ、ザゼンソウでで賑わう森になるのは何時でしょうね?

 このブログ上で紹介していきますので、ぜひ見に来て下さいね!

 さて最初は・・・森ではなく薬草園でこの植物が開花しました。キンポウゲ科の重要な薬用植物なんですよ。

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 オウレン(黄連)といいます。私の二日酔い防止のための漢方薬、黄連解毒湯に配される薬用植物の1つです。でも・・・健常人にとっては目から入ってくるクスリになるかもしれませんね。背丈は4 cmほどです。この写真はタムロンの180 mmマクロレンズを使って撮影しています。皆さんもマクロレンズを付けたカメラを使って、腹ばいになって、植物たちの息遣いを感じながら・・・旬を感じてみませんか?

 森の入り口にはスハマソウ(キンポウゲ科)が・・・

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 いやー、もうすばらしいの一言ですね(笑)。

 で、森の入るとすぐ・・・

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 森の沢沿い(湿地帯)にたくさんいるのですが、雪融けのこの季節は湿地帯みたいになるのでしょうね。あちこちに出現します。ザゼンソウ(サトイモ科)です。

 真っ直ぐ歩いていくと森で一番大きくてステキなカタクリの咲く、イタヤカエデの大きな木の根元に着きます。そこにはもう・・・

 100 mmのキャノンのマクロレンズで接写です。皆さんも撮ってみませんか?

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 そうです。カタクリ(ユリ科)です。もう蕾を持っているのもいます。先週の金曜日にはいなかったんですけどね・・・いつ開花するのかしら?

 森の整備を始めて10年以上経ちました。斜面の笹を丁寧にかっていくと、毎年どんどん植物たちが増えていきます。なんか・・・地球を元気にする手助けをしているように思えます。「カタクリ防衛隊」とか「地球の薬剤師」って思っちゃいます。

 で、こんなのもどんどん増えてきました。

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 ご存知、ギョウジャニンニク(ユリ科)です。でも、絶対採らないで下さいね。撮るのはかまいませんけど・・・。30年以上昔は自然も豊かで、山菜も豊富でしたが、化学技術などの物質文明の発達は地球の一番大切な植物たちを激しく減少させました。多くの山菜もそうなのですが、ギョウジャニンニクもカタクリも種から2枚の葉っぱを出すまでにかかる時間は約5年。さらに花を咲かせて、種をつけるようになるまでには8~10年以上。皆さんご存知でしたか?無造作に採って、ただ食べるだけでは済まされない時代を迎えています。地球の大切な元気を食べる以上は何か地球に対してステキな生き方をしてくださいね。

 で、一番雪融けの早い東の尾根ではこんなんになってました。

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 ハイ。2008年度は4月7日がエゾエンゴサク(ケシ科)の開花日でした。これも漢方薬、安中散に配される重要な薬用植物です。カタクリ、エゾエンゴサク、ニリンソウ(キンポウゲ科)、エンレイソウ(ユリ科)、ヒメイチゲ(キンポウゲ科)、エゾノリュウキンカ(キンポウゲ科)が一同に咲き乱れるのは一年でもわずか5日ほど。さて今年はいつになるのかしら・・・。一年で一度だけの植物たちの「春の祭典」です。お見逃しなく!

 で、この植物も開花です。

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 ナニワズ(ジンチョウゲ科)です。さてさてこいつには雄花と雌花があるんですよ。区別がつくでしょうか?

 ナニワズのそばでしゃがんでみました。すると・・・

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 クルマバツクバネソウ(ユリ科)と葉っぱが4枚のツクバネソウ(ユリ科)です。どんどん大きくなってます。

 こんなのは見たことありますか?

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 ハイヌガヤ(イヌガヤ科)の花芽です・・・。ウキウキしてるとついつい見逃してしまいます。

 一気に谷へ降りてみました。

 ついに・・・水の中からエゾノリュウキンカ(キンポウゲ科)の一番花。開花です。谷は雪融け水の流れる音、残雪を通り過ぎる風・・・最高ッス!

 この谷がだんだん黄色に染まっていきます。ザゼンソウもミズバショウも・・・賑やかな谷になっていくにのにはそんなに時間はかかりません。

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 エゾエンゴサクとエゾノリュウキンカの開花をお伝えしました。

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