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2008年3月25日 (火)

薬草園・北方系生態観察園情報 ~その2~

 先週金曜日から中3日たった北方系生態観察園の様子をご覧になって下さい。

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 百年ぶりの暖気のせいで雪解けが急速に進んでいます。この南向きの斜面にはもうスハマソウが蕾を出していました。

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 森の中へ入ると・・・

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 この写真の右手は4月の下旬ころ、カタクリ、エゾエンゴサク、エンレイソウなどで最も美しくにぎわう場所ですが・・・まだまだ雪でいっぱいです。

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 この季節、木々たちの生きている息遣いを感じます。気の根元から同心円状に雪が溶けていくんです。だまって立っているかのように見える木々たちですが、ちゃんと暖かいエネルギーを放出しているのが分かります。で、この雪が溶けたところを覗いてみました。

 こんな感じです・・・

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 ここは森の中で一番元気で、大きくて、かっこ良いカタクリたちが咲く大きなイタヤカエデの木の根元です。ちゃんと森に春が訪れたことが分かります。

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 左から順に、クルマバソウ、エゾエンゴサク、エンレイソウたちの芽出しです。森の中で一番良い所に陣取っている元気者たちですね(笑)。

 階段を登って展望台へ向かいました。

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 快晴とまでは言えませんが、石狩平野が一望できる人気スポットです。

で、このそばにはヤマネコヤナギ(昔のエゾノバッコヤナギです)の芽出しです。もうすぐ花が咲きます。ここは東側の尾根。ヤマネコヤナギの向こうはもうすぐ雪がなくなります。東側の斜面は雪解けが早い!

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 雪解けが早いので、東側の斜面には色々な植物たちのエネルギッシュな芽出しがいっぱいでした。

 一番中央にいるのはオオハナウド。黄色い色で真っ直ぐにピンと立っているのはクルマバツクバネソウです。この時期のオオハナウドの芽出しは・・・どの芽出しもアート、芸術です。大きくなると林床を暗くするやっかいモノなのですけど・・・・(笑)。

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 こんな感じです。新芽を覆う羽毛のような無数の毛がキラキラしてます。これはデジカメの写真なので臨場感はないのですが、今日はフィルム撮影もしましたのでいずれお見せします。

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 そして・・・。そうです。エゾエンゴサクの芽出しと・・もう蕾を持って朝露がキラキラさせている。そんなエゾエンゴサクさえいました。一週間もしないうちに開花しそうですね。本当に異常気象かも・・・です。

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 もう緑色の葉っぱが開いてるエゾエンゴサクもいました。

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 皆さんこれはいったい何だと思います???

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 この時期にこいつが出るのはとっても稀なんですよ。たぶんニリンソウの芽出しです。このままの暖気が続くと・・・ひょっとしてカタクリの満開時期も4月27日前後になる可能性もあります。久しぶりに、カタクリ、ニリンソウエ、ゾエンゴサク、エンレイソウがいっしょに咲き乱れる瞬間に会えるかもしれません。植物の情報はリアルタイムでこのブログ上にアップしていきますので、お見逃しなく!

その他にも・・・

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 左がエンレソウ。右は・・・たぶんハウチワカエデの発芽です。きっと。

 谷に下りてみました。ここはまだまだ雪がいっぱい!なのですが・・・

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 金曜日には雪解け水の流れが見えるところが一箇所でしたが、4箇所に。毎年エゾノリュウキンカの一番花の咲くところもしっかり地面が見えてました。

 そして・・・

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 雪解けの水の流れの中にもしっかりと春がやってきていました。

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